情報学徒(仮)

情報学専攻修士学生のひとりごと

最終面接前日の適当な随想

(なぜかずっと縁があり)行きたかった企業の、噂によれば実質内々定書をいただくだけの最終面談の前日になった。 ずっと、なんだか心ここに在らずといった感じで、今日は実家に帰って母親とショッピングとかを楽しんだ。

思えば、博士進学をするはずだったのだが、自らの力不足、老いていく両親・祖父母、そして古くなっていく実家を見た時の後ろめたさから、やっぱ就職をしないで博士進学を考えるのは、違うなと思ってしまい、なんとなく始めた就活だった。 結果から言えば、とても良かったのだが、この後に及んでこれから何がしたいのかはまだわかっていない。これまで、自分の進路の分岐点にあった試験は、高校受験をのぞいて全て失敗してきた。今回は、あまりにうまく行ってしまったため、おそらくその喪失感もあるのかもしれないが、心に穴が空いた感じが取れない。

私服でOKとのことだが、流石に靴がカジュアルすぎるとの事で、今日の買い物は母親と靴を買いに行った。 親に早く楽をさせてあげたいという気持ちで、就活を始めたはずなのだが、1.5万円くらいするtimberlandの靴を買ってもらってしまった。

いつだったか、明日行く企業に母親を連れて行きランチをした時、隣席の兄ちゃんのスリッポンがバレンシアガだった事を取り上げ、「そんなにいいもんじゃないけど」と語りながら、買ってくれた母。心の底からお世話になりましたという気持ちでいっぱいだったが恥ずかしくて言えなかった。

家のリフォームと、あとは自動ブレーキ付きの車、あとは何が必要かなあ。 とりあえず、何も手につかないから、買ってもらった靴に靴紐を通して今日は寝ようかな。